ドイツの空港で高額なバイオリンが没収される事件が何度かありました。
一体何が起こっているのでしょうか。
簡単に言うとこんな理屈です。
①ドイツに高額なバイオリンを輸入している(1.3億円)。
②輸入するなら関税19%を払って下さい(2500万円)。
③払えないなら払えるまで差し押さえます。
海外で買ったお土産も一定量を超えると申告して関税を払わなければいけませんがそれと同じ理屈です。
なお関税のそもそもの目的はと言うと国内産業の保護や取引税としての税収です。
最近の没収のケースでは書類の不備やゲート間違いなどが理由であったため、後日無償でバイオリンは返還されています。
高額なバイオリンを持っている人は滅多におられないと思うので関係ないかと思いきやEUでの”高額な輸入”の基準はたったの430ユーロ(4~5万円)です。
場合によっては時計や宝飾品も該当しますのでドイツに行く際は申告のもれやゲートまちがいがないようくれぐれもご注意下さい。