「スイス銀行」と言えばその匿名性と守秘義務の高さから隠し口座のある銀行という印象がありますが、その状況も変わってきているようです。

　スイスは２００９年にＯＥＣＤに加盟し、脱税などの疑いがあれば情報を開示する方針に転換しています。
さらに２０１３年５月にはアメリカ人の口座情報を条件付きで提供する新しい制度が導入されています。
脱税やマネーロンダリングなど犯罪も増え、スイスの３００年の伝統もさすがに変えざるを得なくなったようです。
果たしてデューク東郷は別の銀行に預け替えるのでしょうか。
なおゴルゴ１３にも登場する「スイス銀行」という銀行は存在しません。
スイスにある多くのプライベートバンクとＵＢＳなど大手商業銀行とを「スイス銀行」と総称しています。

　日本でも今年２０１３年の年末分から海外資産が５０００万円を超える場合に内容を税務署に報告する制度が始まります。
国をまたいだ脱税や租税回避への調査はますます厳しくなっていきそうです。