ウェブサイトを作る費用は原則、広告宣伝費として経費になります。
企業紹介や商品紹介は日々更新されていくものであり、支出の効果は1年以上ないと考えて経費になります。これは”看板”の役割に着目した処理と言えます。
ただしウェブサイトにプログラムとしての要素が入ってくるといきなり経費にはなりません。
「ソフトウェア」として資産計上して5年で減価償却費として経費にしていくことになります。
<広告としての要素>
・ウェブサイト全体の構築費
・動画や画像などコンテンツ制作費
・SEO対策費
・お問い合わせフォームなど簡易なプログラム
<プログラムとしての要素>
・商品データベースの検索機能
・会員としてのログイン機能
・オンラインショッピング
・ネット予約の機能
こうして見るとプログラムの範囲が意外に広いことが分かります。
そこでなるべく経費になるように見積書や明細は細かく分けた方がベターです。
広告としての要素とプログラムとしての要素を明確に区分して、プログラムの部分も1つ1つが30万円未満であれば少額減価償却資産として経費にすることができます。
ウェブサイトの制作費は当然経費!と思いがちですが厳密には資産計上の部分もあるので税務処理に注意しましょう。