確定申告もいよいよ大詰め。計算だけではなく納付の段取りもあります。

　確定申告の期限は３／１５（水）なので納付期限も３／１５（水）です。
１５日が土日の場合は月曜が納付期限になりますが今年はそのままです。

 

　予想外に税額が多くてきついなぁという場合には”延納”という制度もあります。
ただ最長２０年もある相続税の延納と違い、所得税の延納は半額を５／３１（水）まで延ばせるだけです。
しかも利息も１．８％かかるのでさほどメリットのある制度ではありません。

 

　延納ではありませんが、振替納税を申請することで納期限を３／１５（水）から４／２０（水）まで延ばすことができます。
この４／２０は毎年多少前後しますがだいたい２０日前後です。
引き落としにすればなぜ１ヶ月ちょっと延びるかというと通帳へ入金に行く時間を見ているのと振替納税を推進したいので優遇を設けているためと考えられます。
引き落としならウッカリもないし、確実に徴収できるので国としては振替納税を推進しています。
制度として期限が４／２０に延びるので延納と違い利息もかかりません。
なお振替納税の場合も半額を延納できますが、延納期限は５／３１（水）で振替納税していない場合と同じです。

 

　振替納税は申告期限までに依頼書を税務署か銀行に提出すれば今年の確定申告から適用できます。
なお引越し等で前年の税務署が変わっている場合は振替納税もやり直しです。
同じ国税なのに振替納税の手続きは所轄税務署ごとにしないといけないという不条理な制度ですが仕方ありません。
税務署から案内もありますが、振替納税を変更し忘れて引き落としできないケースが時々ありますので引っ越して税務署が変わった方はご注意下さい。

 

　あと消費税の申告及び納付期限は３／３１（木）で振替納税による引き落とし日は今年は４／２５（月）です。
どちらも所得税より少し長めです。