マイナンバー対策費は修繕費?

posted by 2015.11.9

 まもなく導入のマイナンバー
ソフト屋さんからの営業攻勢もすごいですがマイナンバー対策のための費用は経費になるのでしょうか

 

 既存のシステムに手を加える場合、その程度によって処理は変わります。

① 機能上の障害の除去、現状の効用の維持⇒修繕費として一括経費

② 新たな機能の追加、機能の向上⇒資産計上して償却費として経費化(5年)

 

 これだけ見るとマイナンバー対策費は②に該当しそうですが、①として一括経費処理が可能です。
理屈としては会社はマイナンバーを適切に管理する義務がある以上、それをクリアしないとソフトも使えない、そのためマイナンバー対策費は現在の効用を維持するためのものとして修繕費、となります。

 既存のシステムに手を加えるのではなくソフトそのものを他社に入れ替える場合(30万円以上)は内容に関わらず新たなソフトウェアの取得になり5年で償却することになります。

 会社の規模や従業員数によってはシステム変更費用が重荷になるケースもあります。
できるだけ簡単な対応についても今後ご紹介していきます。