ジュニアNISAのメリット・デメリット

posted by 2015.11.5

 ジュニアNISAには独自メリットがありますが、その前にデメリットとも言える注意点を2つ。

<デメリット>

・贈与の非課税枠を使ってしまう

親や祖父母が子どもの名義の口座にお金を入れるのでその分贈与していることになります。
毎年110万円の贈与をしている場合、うっかり両方やってしまうと贈与税が8万円かかるのでご注意下さい。

・18歳まで原則引き出せない

昨日ご説明した内容ですが、引き出すと非課税メリットが消滅するので余裕資金で行なう必要があります

 

<メリット>

・最長20年非課税で運用できる(成人は最長10年)

ジュニアNISAも成人と同様に非課税期間は一旦5年で終了します。
5年後に新規の非課税枠に移行できますがそれも2023年なので最長8年になってしまいます。
これだと0歳で口座を開くと8歳以降ずっと課税になってしまうので長期投資を促す効果がありません。
そこで「継続管理勘定」という仕組みを作って20歳まで非課税で運用できるようになっています。

ただし投資先の入れ替えはできないので慎重に選ぶ必要があります。

お薦めする投資は次のようなものです。

・純資産が大きく繰上げ償還の可能性が低い

・信託報酬が安い(長期運用だと信託報酬分の目減りも影響大)

・リスクが低い(入れ替えできない分つぶしの利くバランス型投信など)

 

 節税による投資促進の商品ではありますがそれだけではなく、子どもさんと資産に関する話をしたり、新聞を読むきっかけになればいいですね。