ジュニアNISAとは

posted by 2015.11.4

 1000万口座に迫るNISAに続いて来年1月から未成年者向けの「ジュニアNISA」が始まります。

 

<一言でいうと>

親や祖父母が子どもの名前で株や投資信託に投資した場合、年間80万円(総額400万円)まで売却益や配当が非課税になる制度

 

<制度の狙い>

・非課税枠を用意して株式市場を活性化し、長期投資も促す

・祖父母世代から孫世代への財産移転

 

<成人NISAとの違い>

取引するのは口座を持つ未成年者ではなく親や祖父母

・開設には子どものマイナンバーが必要

・金融機関の変更不可

年間非課税枠が80万円(成人はH28年に100⇒120万円)

18歳まで原則引き出せない

 

 違いの5つ目「18歳まで原則引き出せない」は要注意です。
”原則”というのは引き出すのは可能ですが、災害などやむを得ない場合を除いて非課税が消滅し、課税対象になってしまいます
なお「18歳まで」は正確に言うと「3月末で18歳となる年の前年末まで」です。
未成年の途中である18歳で引き出せるようになっているのは大学の入学資金として貯める場合を想定していると考えられます。

 

成人NISAに比べると制約も多いですが独自のメリットもあります。
詳しくは明日へ続きます。