どぶろく

posted by 2015.08.10

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 どぶろくがブームになっているようです。
どぶろくは「許可を受けないお酒」のようなイメージがありますが、正確には発酵させただけの白く濁ったお酒でもろみ酒とも呼ばれるものです。
栄養価が高いことや粒々とした食感、地ビールのような地域性が人気の秘密のようです。

 

 お酒を作るには酒税法による許可が必要アルコール度数の検査年間6キロリットル(一升瓶にして約3326本)の最低醸造量が定められています。
この規制が平成15年に緩和され、どぶろく特区内で製造され、飲食店等その場で消費される場合に限り販売も認められることとなりました。
税金的に言うと酒税がかかっていないということになります。

 現在約130の特区があり、近場では高槻市、京丹後市、南あわじ市などが認定を受けています。
旅行先でつめたく冷えたどぶろくを飲むのもさわやかでいいかも知れません。

 

 ちなみに家でお酒を作るのも酒税法により禁止なら梅酒はどうなるんでしょう?
実は梅酒は1962年の酒税法改正条件付きで認められています。

・家庭で楽しむためであって販売しない。
・アルコール度数20度以上のお酒を使う(一から発酵させない)。
・米、麦、ぶどう、アミノ酸、酒粕などを混ぜない。

 

酒税法は税理士試験の科目になるだけあってなかなか奥深いものがあります。