決算の時期になると
「これは経費になるの?」
という質問をよくいただきます。
例:6月決算の場合
① 6月に支払った7月の飛行機代
② 6/30に購入した100万円分の印紙代
③ 6/30に購入したパソコン(8月入社の社員用)
これらは全て今期の経費にはなりません。
お金は払ってるので経費にしたいところですが使っていない以上経費になりません。
① 飛行機代
サービスは提供を受けた時の経費でそれまでは前払いです。
② 印紙代
1日で100万円分使うとは思えませんので「貯蔵品」として在庫計上されます。
印紙や切手は原則使った時の経費ですが、継続的に支払った時に経費にしていて常識的な金額であれば支払基準でOKです。
③ パソコン
6/30に支払って現物が届いていても箱に入ったまま使っていなければ6月決算の経費にはなりません。
せめて開封、セットアップしていつでも使える状態にしておいて、既存のパソコンのバックアップ用という扱いにすれば経費にすることは可能です。
決算対策が経費になるかどうかいう問題もありますが、もっと影響が大きいのは資金繰りです。
極端な決算対策をすると日々の資金繰りや納税資金に支障を来たすので注意しましょう。