海外資産への監視強化

posted by 2015.01.28

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「スイス銀行に10億ほど置いてあるねん」

というような冗談は言えなくなるかも知れません。
というのも海外資産へのチェックが2018年から厳しくなるためです。

 従来は海外との入出金の動きを支払調書で把握していましたが、今後は残高情報で把握されます。

 対象となる国は日米欧など主要20カ国・地域(G20)と先進国を中心とした経済協力開発機構(OECD)の加盟34カ国に加え、英領バージン諸島、ケイマン諸島、バミューダ、マン島など英領のいわゆる「タックスヘイブン」も含めて40カ国超

 情報としては、海外に持つ預金、証券、保険などの金融口座の名義、住所、残高、利子や配当の年間受取額などが国税庁に集約されます。

 去年から海外資産が5000万円を超える場合に申告が義務付けられましたが、この国外財産調書制度とも連動させて運用が強化されることになりそうです。