e-Taxと電子申告はほぼ同じ意味です。
e-Tax(イータックス)は正式には「国税電子申告・納税システム」と言い、申告と納税をネット上で行なう仕組みです。
地方税に関しては「eL-Tax」(エルタックス)というものがあり、国と地方を合わせて「電子申告」と呼んでいます。
e-Taxの普及率は所得税で50%を超えています。
当初は税務署のメリット(データの電子化による合理化)が目についたのでなかなか普及しませんでした。
その後、納税者と税理士のメリットも考慮され、税務署の猛烈な営業の成果もあり、普及率は急上昇しました。
<納税者のメリット>
・添付書類の省略
・還付のスピードアップ
<税理士のメリット>
・添付書類の省略
・事務負担の軽減(押印不要、郵便代不要)
この添付書類の省略はほとんどOKなのですが、例外的に紙での提出が必要なものを紹介しておきます。
・住宅ローン控除1年目の書類
(借入金残高証明、登記簿謄本原本、住民票原本、取得額が分かる契約書等)
・譲渡の特例を受けるための住民票や証明書
(居住用の3000万円控除や収用の5000万円控除など)
イレギュラーかつ金額の影響が大きいものは原本の書類で確認するということになっています。
なお添付しなくていいと言っても捨てていいわけではありません。
税務署から問い合わせがあった際に説明しないといけないので5年間は保存する必要があります。
ちなみに冒頭の画像は「イータ君」というe-Taxのゆるキャラで、霞が関在住、165cm、男性、独身で空も飛べるそうです。なんだそりゃ(-。-)y-゜゜゜