今日は相続税調査のデータを追ってみます。
平成24年のデータです(年度の関係で多少時期はずれます)。
① 亡くなった人の数…約126万人
② 相続税がかかる人…約5万2千人(①の4.1%)
③ 相続調査件数…12,210件(②の約23%)
④ 申告漏れ…9959件(③の81.5%)、3347億円
⑤ 預金の申告漏れ…1236億円(④の約37%)
⑥ 株式の申告漏れ…431億円(④の約13%)
⑦ 土地の申告漏れ…560億円(④の約17%)
要約すると、亡くなった人100人のうち4人に相続税がかかり、そのうち1/4の人に税務調査が来ます。
そして8割で申告漏れが見つかって、預金や株式など動産がそのうち半分を占めます。
預金や株式の申告漏れが多いのは、税務署が職権で十分に裏付けを取れるので見つけやすいということがあります。
逆に言うと預金をきっちりしておけば相続税が出ていても税務調査に来る確率は下がる、ということになります。
とは言え、税務調査は来ると思って準備しておくに越したことはありません。