昨日の続きで高額療養費の改正について見ていきます。
3.70歳以上の外来特例の引き上げ
70歳以上の方は外来診療の自己負担額を抑えるために月の自己負担限度額が設定されていますが、これも細分化した上で引き上げられます。
<現行>(単身世帯の場合)
・住民税非課税:8,000円
・年収約370万円未満:18,000円
<2026年8月~>
・住民税非課税(年収80万円未満): 8,000円
・住民税非課税(年収80万円以上):11,000円
・年収約370万円未満:22,000円
<2027年8月~>
・住民税非課税(年収80万円未満): 8,000円
・住民税非課税(年収80万円以上):13,000円
・年収約200万円未満:22,000円
・年収約370万円未満:28,000円
4.年間上限の新設
1~3は負担増の改正でしたが、負担減の改正もあります。
従来は月ごとの上限設定のみでしたが、年間上限が新設されます。
・70歳以上で年収約80万円未満:18万円
・住民税非課税 : 29万円
・年収約200万円未満 : 53万円(2027年8月以降は41万円)
・年収約770万円未満 : 53万円
・年収約1160万円未満:111万円
・年収約1160万円以上:168万円
5.多数回該当の据え置き
直近12か月の3回以上、自己負担上限額に達した場合には4回目以降の上限額が下がる仕組みがありますが、この部分は据え置かれています。
1~3回目は前回見たように上限額が上がりますが、4回目は次の金額で従来と変わりません。
・住民税非課税 : 24,600円
・年収約770万円未満 : 44,400円
・年収約1160万円未満: 93,000円
・年収約1160万円以上:140,100円
2年かけて多くの改正がありますが、自己負担額は所得に寄りますが、医療費が年100万円の場合で1~3万円程度増えそうです。


