サブスクとリースの違い ② 事業用

posted by 2026.08.5

昨日の続きで個人事業者や法人が事業用として使う場合で、サブスクとリースの違いを見ていきます。

 

2.事業用の場合

① 共通点

<メリット>

・定額なので経費として読みやすく、計画が立てやすい

・頭金や諸費用がなく、初期費用がかからない

・減価償却資産としての管理が不要で「賃借料」「リース料」などの経費にするだけ

・資産計上しないため、資本効率が良く、自己資本比率も下がらない

 

<デメリット>

・残価を確保するため、距離制限があるケースが一般的

・中途解約が原則不可で、解約時にペナルティが発生する

 

② 相違点

基本的には前回の「自家用車編」と内容は同じですが、事業用の場合の相違点として2点追加します。

<台数>

・サブスク:契約に柔軟性があり、小規模事業者に対応しやすい
・リース :リース大手は台数の多い会社に強み

<契約満了時>

・サブスク:そのまま返却
・リース :買い取れるプランを選ぶと経理処理が変わる

 契約満了時に車をもらえる、又は格安で買い取れるなど一定要件を満たすリース契約の場合には、実質的に購入したのと同じであるため、単純な経費処理ではなく、資産計上した上で減価償却する必要があります(ファイナンスリース)
ただし、少額(総額300万円以下)や短期間(1年以下)の場合には、重要性が乏しいため、ファイナンスリースであっても経費処理が可能です。

なお、中小企業においては、金額や期間にかかわらず経費処理が可能です。

 

③ 新リース会計基準の影響

 2027年4月1日開始事業年度から大企業において「新リース会計基準」が強制適用されます。
新基準では、オペレーティングリースとファイナンスリースという区分がなくなり、全て資産計上してオンバランス化する必要があります。

 サブスクは厳密には「リース契約」ではありませんが、「車を使用する権利」であることに変わりなく、「使用権資産」として資産計上した上で減価償却していくことになります。

 

元々な複雑なリース関連ですが、さらに改正もあるため、リース契約の内容を整理して正しい会計及び税務処理を確認するようにしましょう。