ビールと酒税法改正

posted by 2026.05.27

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 ビール各社で第3のビールの”格上げ”が続いています。

・アサヒ  :クリアアサヒ
・サントリー:金麦
・キリン  :本麒麟
・サッポロ :GOLD STAR、麦とホップ

 

 背景にあるのは10月の酒税法改正です。

 歴史的には「発泡酒」は1994年に誕生しました(サントリー HOP’S)。
麦芽比率を下げることによりビールの酒税を回避し、低価格の商品としてヒットしました。
その後発泡酒が増税されたため、2003年に麦芽を使わない「第3のビール」が開発されました(サッポロ ドラフトワン)。

 多い時には、発泡酒、第3のビールとも約4割のシェアを獲得しましたが、酒税法改正でシェアを落としています。
2020年10月と2023年10月に、ビールは減税、第3のビールは増税の方向で改正され、今年の10月からは改正の仕上げとしてビール、発泡酒、第3のビールの酒税が一本化されます。
国としては、基準を作るとそれを下回る商品が開発されるため、諦めて昔に戻したような形になります。

 

 350ml缶に換算すると、酒税は3度の改正で次のように推移しています。

・ビール:77円⇒70円⇒63.35円⇒54.25円

・発泡酒:46.99円⇒54.25円

・第3 :28円⇒37.8円⇒54.25円

 ビールの実勢価格はものに寄りますが200円前後なので、1/4ほどは税金を飲んでることになり、下がったとは言え、改めて高いなという気もします。

 ちなみにチューハイは10月のタイミング28円⇒35円に増税され、日本酒やワインと同じになります。

 メーカーにしてみれば必死に開発しても、酒税法に振り回されるのでちょっと気の毒ではありますが、消費者としては選択肢が増えるので楽しみも増えているのかも知れません。