「ベンツの中古を買えば節税できる」と聞いたことありませんか。
これはどういうことかと言うと”中古耐用年数”を使うからです。
新車で普通車を買った場合の耐用年数は6年。 定率法の場合、6年の償却率は0.333。 600万円で買った場合、1年目に約200万円経費になります。
中古の場合、すでに使った年数分、耐用年数が減ります。 細かい計算はありますが、ざっくり言うと4年落ちなら残り2年。 定率法2年の償却率は1.000 、つまり買った年に全額経費になります(期首に買って月割りがない場合)
耐用年数以外の理由としては、ベンツだと再度売りに出す場合に値崩れしにくいとか、安全な車だから会社で買う必要性を説明しやすい、といったこともあるかも知れません。
では耐用年数を経過した7年落ちとか30年落ちの車はどうなるでしょう。
中古耐用年数は最少で2年なので、どちらも2年になります。 ただし、2000万円する30年落ちのクラシックカーを半分趣味で買って乗らずに毎日眺めている、という場合は車というより美術品に近くなってくるので経費になるかどうかは怪しいところです。