事業再構築補助金 ⑦ 事業計画書

posted by 2021.04.5

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 事業再構築補助金の7回目は「事業計画書の内容」です。
採択されるための肝となる部分です。

 

1.補助事業の具体的取組内容

① 現状分析と事業内容
・現在の事業の状況とSWOT(強み、弱み、機会、脅威)
・事業環境、事業再構築の必要性
・事業再構築で提供する商品、サービス、導入設備、工事等
・今回の補助事業で実施する取組の具体的内容
・スケジュール(導入、研修等の時期)

② 応募申請枠と種類の特定
・枠(通常、卒業、グローバルV字回復、緊急事態宣言)
・種類(事業再編、業態転換、新分野展開、事業転換、業種転換)

③ 差別化要因
・いかに他者や既存事業との差別化し、競争力を強化するか
・その方法、仕組み、実施体制を具体的に記載

④ 既存事業への影響(解雇なければ不要)
・既存事業の縮小、廃止、省人化により解雇を伴う場合における再就職支援などの配慮の取組

 

2.将来の展望

① マーケティング
・想定する具体的なユーザー、マーケット、市場規模等
・価格的、性能的な優位性や収益性
・課題、リスクとその解決方法

※経済産業省の統計分析ツール「グラレスタ」推奨

② 目標
・事業化見込みにおける目標時期、売上規模
・量産化時の製品の価格等

 

3.取得資産
・主な資産(50万円以上)の名称、分類、予定価格

 

4.収益計画
・実施体制、スケジュール、資金調達計画等(補助事業年度+5年間)
・付加価値額の算定根拠

※数値は事業後の報告書において達成状況の確認あり

 

 内容としてはどれだけ具体的に詰められているか、実現可能性があるかといったことが分かるものになっています。
なお、分量はA4で15枚以内です。
図表や写真も使いながら、見やすく、説得力のある書類を作る必要があります。