事業再構築補助金 ④ 準備

posted by 2021.03.31

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 昨日の続きで事業再構築補助金申請の基本的な部分を見ていきます。

 

3.GビズID

 申請は電子のみで、行政サービスの認証システムである「GビズIDプライムアカウント」が必要です。
発行には印鑑証明を郵送した上で3~4週間かかります。
そこで最大48時間で発行できる仮アカウント(暫定GビズIDプライムアカウント)が用意されています。

<申請開始時期>
・令和3年3月29日(月)

<発行の流れ>
① GビズIDのサイトの「gBizIDプライム作成」から基本情報を入力
部署名の欄に「特定補助金専用」と入力
③ 承認メールが届く

 なお暫定Gビズで申請はできますが、採択後の補助金交付には通常のGビズIDが必要です。
暫定IDの申請書と印鑑証明を郵送することで通常のGビズIDへの切り替えは可能です。

 

4.補助対象者

① 中小企業者
資本金:サービス、小売5000万円、卸売1億円、製造、建設。運輸3億円以下など
・従業員:小売50人、サービス、卸売100人、製造、建設、運輸300人以下など(常時)
・対象外:大企業子会社、役員の半分以上が大企業在籍者などについては大企業使い。直近3期の課税所得平均が15億円超なら中堅企業扱い

② 中堅企業等
・中小企業者に該当しない
・資本金10億円以下、従業員2000人以下

 

5.緊急事態宣言特別枠の取扱い

<概要>
 令和3年の緊急事態宣言で深刻な影響(売上げ▲30%)を受けた飲食サービス業、宿泊業等については別枠が用意されます。
補助金額は100~1500万円と小さくなりますが、補助率は中小企業者で3/4(一般は2/3)、中堅企業等で2/3(一般は1/2)と上がります。

<審査>
 通常枠に先行して審査、採択公表が行われます。
緊急事態宣言特別枠で不採択になった場合、自動的に通常枠で再審査されます。
第2回の緊急事態宣言特別枠に応募したいので、通常枠での再審査を希望しない場合には、採択公表後に事務局コールセンターへ連絡が必要です。

 

(つづく)