資金繰りを改善したい

なぜお金に困るのか

資金繰りを改善したい

借入金が多すぎるとか、無駄遣いがひどいとか、そのようなことが無いのであれば、資金繰りが悪くなる主な原因は、①利益が減った、②売上債権が増えた、③在庫が増えた、④仕入債務が減った、この4つです。 まずは現状分析から始めましょう。キャッシュフロー計算書や資金移動表を作成すれば、どこからお金が入ってきて、どこへ消えていったのか、大きな流れがつかめます。

作っておきたい「資金繰り表」

資金繰り表とは、毎月の現金収入と現金支出を対比させ、資金の流れや現金過不足のタイミングを掴むための表です。 資金繰り表には「実績」と「予定」がありますが、資金繰りを楽にするためには「予定」の方が大切です。3ヶ月~6ヶ月先までの「資金繰り予定表」を作成することで、現金の過不足を予測できるので、早め早めの対応が可能となります。また、資金繰り表を作っている会社は銀行の評価が高くなるので、資金調達が有利になります。

銀行融資と信用格付け

どうしてもお金が足りないときは銀行等から借りなければなりません。銀行融資のポイントは「信用格付け」です。これは、決算書の内容を元に、あなたの会社を一流か、二流か、それ以下か、ランク付けすることです。 具体的には、決算書の数字を元に「流動比率」や「自己資本比率」などを計算し、これらの数値に応じて点数を付け、その合計点に応じてランク付けをします。 融資の可否は格付けで決まり、格付けは決算書で決まります。格付けを意識した決算書を作りましょう。