公証週間

posted by 2017.10.2

公証役場

 相続が”争族”になるケースが増えています。
司法統計によると家庭裁判所での調停件数は約13000件あり、ここ10年で3割増えています。
また調停に至らないトラブルはその何倍もあると言われています。

 もめているのは資産家だけでなく相続財産5000万円以下が最も多くなっています。
調停になると平均で4~5回裁判所に行って解決まで1年近くかかります
何とか調停が成立するのは6割ほどでそれでもダメなら裁判ということになります。

 

 このような事態を避ける一つの方法が公正証書遺言です。
公正証書遺言は原本を公証役場に預けるので紛失や改ざんの心配がありません
作成件数は年間10万件を超えていて年々増えています。

 遺言はどこの公証役場でも作れますが、あるかどうか相続人はどうやって探せばいいのでしょうか
これは1989年からデータベース登録されているので全国どこの公証役場でも無料で検索できます

 

 ちょっとハードルが高そうな公証役場ですが、昨日10月1日から7日の土曜日まで日本公証人連合会で「公証週間」というものが行なわれています。 
期間中は無料で電話相談(03-3502-8239)を受け付けていて遺言の作成や任意後見などの相談に応じてくれます。
キャンペーン中なので気軽に電話されてみてはいかがでしょうか。