ATM納付

posted by 2017.06.14

atm_woman

 三井住友銀行や三菱東京UFJ銀行で新型ATMが導入され、税金の納付が簡単にできるようになりそうです。
納付書をATMに入れると画面に振込先や金額が表示されるので確認後キャッシュカードや現金で支払えば完了です。
イメージとしては郵便局の振込用紙に近い感じでしょうか。
税金を払う方にとっては窓口に並ばなくていいし、銀行にとっても窓口業務が効率化する効果があります。

 

 税金を払いやすくする仕組みは従来からいくつかあるので特徴を確認しておきます。

 

① ATM納付

 Pay-easy(ペイジー)は15年前からある仕組みで納付書に書いてある収納機関番号などをATMに入力し、キャッシュカードや現金で納付します。

<メリット>
事前登録不要。手数料も原則不要。
インターネットバンキングでも可能。

<デメリット>
地方税は自治体によって、あるいは税目によっては使えない。

 

② コンビニ納付

 バーコードのついた納付書をコンビニのレジで納付。

<メリット>
・24時間納付可能。
・手数料無料。

<デメリット>
・金額は30万円以下まで。
・国税はバーコード付きの納付書を発行してもらわないといけない。

 

③ クレジットカード納付

 国税局の専用サイトに入力してカードの限度額の範囲内(最大1000万円)で納付。VISA、JCB、AMEX、ダイナーズ、TSキュービックが対応。

<メリット>
・24時間納付可能。
・分割払いも可能。

<デメリット>
・ポイント還元率<手数料0.82%なら損する。
・地方税は自治体によって、あるいは税目によっては使えない。

 

④ ダイレクト納付

 事前に税務署に引き落とし口座を届けておき、e-TAXで納付を指示。

<メリット>
・支払予約ができる。
・手数料無料。

<デメリット>
・源泉所得税以外は電子証明書(本人又は税理士)が必要。
・事前に自動引き落としの手続きが必要。

 

 混乱するほど方法が増えた割には決め手に欠けるところがあります。
新型ATMが使いやすく、かつ台数も多く設置されることに期待したいと思います。