早いもので明日で2月も終わりです。
今年はオリンピックがなく”うるう年”ではないので2月は28日までです。
お金の貸し借りがある場合に利息の金利計算をすることがありますが、「うるう年」の場合にはどうなるのでしょうか。
うるう年の前にまずは利息計算の原則から見ていきます。
① 年利
② 1年未満の端数期間は日割り
例1:1000万円を1%で2015.1.1~2017.3.31借入
① 1000万円×1%×2年=20万円(年利なのでうるう年影響なし)
② 1000万円×1%×90日/365日=24657円
③ ①+②=224657円
例2:1000万円を1%で2014.1.1~2016.3.31借入
① 1000万円×1%×2年=20万円
② 1000万円×1%×91日/366日=24863円
③ ①+②=224863円
うるう年の2/29をまたぐと利息が少し増えます。
なお借入の日割計算は初日と末日の両方をカウントする「両端入れ」が一般的です。
年利と日割が原則ですが銀行の返済表を見ていると月割にしているものがあります。
これは月計算をしていると言うよりも年利で計算したものを月割で表示していることになります。
月によって日数が異なると計算が複雑なので平均の30.4日で計算するという昔のシステムの名残りのようです。
なお、うるう年の日数計算にしろ、月割日割にしろ、当事者間で合意すれば原則とは異なる方法にすることもできます。
金利計算についてはあとでトラブルにならないよう契約で定めておく方がベターです。