住宅(ローン)控除⑤省エネ改修

posted by 2016.07.15

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 住宅(ローン)控除5回目は省エネ改修工事を取り上げます。

 バリアフリーと同じく増改築とは別建てで用意されています。

 

<省エネ改修促進税制>

①対象者

・居住者
・合計所得金額が3000万円以下。
・6ヶ月以内の居住。

 

②対象工事

窓、床、天井、壁の断熱工事
平成25年基準以上の省エネ、断熱性能
50万円超の工事(交付された補助金を除く)
・半分以上が居住用部分

 

③控除金額(ABのどちらかを選択)

A住宅ローンあり

5年以上のローン
省エネ改修(バリアフリーと合わせて上限250万円)×2%
省エネ以外の改修(上限1000万円-省エネ改修部分)×1%
・合計で最大125,000円×5年

B住宅ローンなし

標準的な費用(上限250万円)×10%
太陽光などエネルギー使用合理化設備も同時に工事すればOK(上限は合わせて350万円)

 

 住宅ローンなしの場合のみ太陽光がOKで控除の上限も35万円に上昇します。

また住宅ローンありの場合はバリアフリーと省エネ合わせて上限が12.5万円×5年ですが、住宅ローンなしの場合はバリアフリー(上限20万円)、省エネ改修(上限35万円)、耐震改修(上限25万円)を別々に適用できるので最大80万円の控除になります。

したがって複数に当てはまる場合は住宅ローンがあったとしても住宅ローンなしの制度を選んだ方が有利になることもあります。
やや複雑ですがより有利になる組合せを検討してみて下さい。

 

次回は耐震改修工事です。