源泉の表が変わってます

posted by 2016.02.10

 給料を計算する時に使うやたら細かい表、「源泉徴収税額票」が平成28年1月から変わっています
でも給料計算をしても源泉所得税は変わっていません。

一体どこが変わったのでしょう。
順に見ていきます。

① 乙欄が404,000円からアップ(200円~)

② 甲欄の1,001,000円からアップ(40円~)

③ 356万円を超える人の税率が40.84%⇒45.945%

 

① 乙欄が404,000円からアップ

 乙欄はメインとへ別に給料をもらっている方扶養控除等申告書の提出がない方の給料計算で使います。
原因は分かりませんが数百円の単位で上がってます。

 

② 甲欄が1,001,000円からアップ

 平成28年からサラリーマンの経費である給与所得控除の上限が下がっています
平成27年までは給料年額1500万円で控除限度が245万円でしたが、これが給料年額1200万円で控除限度230万円に下がります
年1200万というと月100万円なので、1,001,000円を境に毎月の天引額も増えます。

なお給与所得控除の限度は平成29年に1000万円に下がるので来年も源泉徴収税額表は変わることになります。

 

③ 月356万円を超える人の税率が40.84%⇒45.945%

 平成28年から所得税の最高税率が40%から45%に上がっています
それに伴って毎月の天引き額も増えています。
税率に端数があるのは2.1%の復興特別所得税です。

 

3つのケースはあまり該当する方はおられないと思いますが、念のため新しい税額表に変えておきましょう。