マネーフォワードを使ってみた

posted by 2014.08.20

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 以前、クラウド会計ソフトの「freee」をご紹介しましたが、その対抗馬「マネーフォワード」も使ってみました。

サービスは個人事業主向けは「MFクラウド確定申告」、法人向けは「MFクラウド会計」という名称で提供されています。
コンセプトが「freee」と同じなので長所、短所も似ています。
違いを中心に見ていきます。

 

<長 所>

・クラウドなのでスマホなどを使い、いつでもどこでも作業ができる。

・データ取り込みで預金出納帳が自動的に作れてしまう。

通帳のデータやクレジット明細などをインターネットバンキングから自動的に取り込めます。ただデータ取り込みにはパスワード入力が必要なので、セキュリティが気になる方にはお薦めできません。
銀行系はfreeeがカード系はMFが多いようですが、日々増えていきますし、自分が何を使っているかで選べばいいと思います。
ちなみにPITAPAやICOKAはfreeeにしかなく楽天はMFにしかありません

・科目が予測で入るので簿記の知識が不要。

取り込んだデータに対して、予測の科目が入っています。
毎月出てくるものは登録すれば取り込み時に自動的に仕訳ができます。
導入時の摘要や補助に関してはfreeeの方が充実しています。

・ユーザーサポートの対応が早い。

freeeもMFもメール対応が早く、機能の更新も日々行われています。

 

<短 所>

・現金出納帳は自動的にできないので従来通り作る必要がある。

・月額使用料
 MFは個人が月800円、法人が月1800円。
 freeeは個人が月980円、法人が月1980円。

無料期間がfreeeが3ヶ月MFは期間制限はありませんが月間仕訳に15本という制限があり、無料では使いもんになりません
メジャーな会計ソフトである「弥生」の場合、ソフトは買取りで個人が約10000円、法人で約36000円。
クラウド会計ソフトは月々は安い気がしますが、個人で約1年、法人で約2年で支払額が「弥生」を逆転します。

 

<まとめ>

 個人的な感想としてはfreeeの方が摘要や消費税など直感的に使えるので一般向けで、MFの方がやや玄人向けな気がします。

 両方に共通するのは、今まで帳面を付けるのが長続きしなかったという方にお薦めという点。取り込み機能がとにかく楽チン。
ある程度知識がついて物足りなくなった、あるいは取引が複雑になってきたという場合には他の会計ソフトにステップアップするのもありかと思います。